腰痛のほとんどに効果がある体操

腰痛のほとんどに効果がある体操

腰痛は、どうすれば治るのか。さまざまな体操法や整体のノウハウが世の中にあります。しかし、今回、ご紹介する緩消法という腰痛改善法ほど、簡単で効果的なものはないでしょう。
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腰痛に対するさまざまな体操法や整体

腰痛は、どうすれば治るのか。さまざまな体操法や整体のノウハウが世の中にあります。しかし、今回、ご紹介する「緩消法」という腰痛改善法ほど、簡単で効果的なものはないでしょう。ぎっくり腰になった時、翌日からこの緩消法を実践したところ、みるみる痛みが緩和され、腰のこわばりも動作の制限も緩和されていった体験があります。緩消法というのは、腰の固い筋肉に親指をおしあてて、体幹をゆっくりとゆらすだけの簡単な動作です。ふしぎなことにそれだけで、硬化していた筋肉がやわらなくなるのです。そして、筋肉がやわらかくなると、痛みも消えていくのです。どうしてこのようなことが起きるのかというと、筋肉というのは束になってまとまって動きますので、その束の真ん中を指で押さえながら動かすと、まとまった動きがおこらず、筋肉がばらばらになります。その結果、硬化していたものが解放されて緩んでしまうのです。これはきわめて簡単な原理ですが、これをうまく活用すれば、慢性化した痛みでも急性期をわずかに過ぎたものでも、症状の緩和が可能となるのです。絶対的な急性期、たとえば、ぎっくり腰になった当日などは、安静にする方が良いのですが、そのあと、早く治し、再発を予防するには、この緩消法が役立つのです。腰椎ヘルニアや脊柱管狭窄症や筋膜性腰痛などさまざまな腰痛に応用できる方法です。そして医師による治療と併用できるのもすばらしいところです。本を読むだけで簡単にマスターできるものですが、著者はyoutubeにも動画をアップして解説してくれています。シンプルな方法なので、誰でもすぐ理解し、実践できるのが特徴です。コロンブスの卵、といってよい、おすすめの腰痛改善法です。

 

寝返りを打ちやすいカラダは腰痛にならない

寝返りと腰痛とのあいだには深い関連性があることが東大病院の研究で明らかになりました。腰痛になる人は寝返りの回数が少なく、寝相が良いという共通項を持っているのだそうです。もちろん腰痛の悪化には喫煙習慣や背骨の歪みなども関与するのですが、寝相がよくて寝返りをあまりしない傾向がある人は、腰痛になりやすいし、なかなか治らないのです。この理由は寝ている時、同じ姿勢ばかりで眠ると、血流が阻害されたり、神経が圧迫されるためなのです。特に、あおむけのまま長時間、同じ姿勢で眠ると、背中から腰の血流が低下するのです。そして、腰痛になるような神経の周辺の血流低下が起こり、腰痛が発症するのです。本来は、寝返りを頻繁に行うことで、重力による体の圧迫を解消しているのです。ところが寝返りの少ない人は、いくら日中に運動をしたり、ストレッチをしたとしても、寝ている時間に、腰痛が悪化していくのです。寝返りは身体を回転させる全身の運動なので、腰だけではなく胸から太ももまでのすべての筋肉がほぐされ、血流が改善します。しかし、もし、カラダが硬くなっていると、寝返りの回数も減りますので、結果的に腰痛になるのです。東大病院は、この寝返りを打ちやすくなるためのストレッチを四種類とりあげて患者指導しています。すると、50年間も続いた腰痛が消えてしまった患者も出現しているのです。四つのストレッチはどれも簡単なものばかりです。一番は、腰をねじる運動です。仰向けになり、肩やひざが床につくようにして、腰をねじる運動です。二番は、ひじ立てとひざ曲げです。うつぶせになり、ひじ立ての姿勢になり、ひざも曲げます。三番は、ひざ抱え。あおむけになり、ひざを抱えます。背中は起こさず、両方のひざを抱えるようにします。四番は、タオルで脚上げ。仰向けの姿勢で片膝を立てて、タオルを足の爪先にひっかけてひざを伸ばし上にあげます。これらを寝る前に各、三セットずつ行うようにします。それぞれのポーズは、六回深呼吸するあいだ維持します。このストレッチで、カラダが寝返りを打ちやすくなって、腰痛が解消されていくのだそうです。多くの腰痛で、朝、起きたときに痛いという症状を耳にしますが、この寝る前のストレッチを習慣化すると、朝の痛みがなくなるケースが多いようです。

 

歩いて腰痛を治す方法

腰痛の急性期を過ぎて痛みが少し緩和されてきたら、歩行整体をおすすめします。歩くことで仙腸関節の歪みがとれて、痛みが緩和されていくようです。発症後、二週間以上経過した腰痛や慢性化した腰痛であれば、ウォーキングは有益です。ただし、凹凸のある道路や不安定な地面ではかえって負担がかかり、腰痛にはマイナスです。腰椎椎間板ヘルニアであろうと、脊柱管狭窄症であろと、痛みの発生には仙腸関節の歪みが関与しその歪みによって神経の圧迫が生まれて痛みが発生しています。正しいスタイルで安定した地面の上を一定のリズムで歩行すると、歩行の振動と筋肉の動きがそのまま整体効果を生み出し、背骨と仙骨と腸骨、骨盤の位置関係が自然に矯正されるのです。毎日、30分、6キロ以下のゆっくりとしたスピードでウォーキングするだけで、大きな効果が生まれますが、天候に左右されず、時間を問わず、安全に歩行訓練ができるのは、ランニングマシンやトレッドミルを使うことで達成できることです。転倒防止のためにも手すりがある器具がおすすめです。腰痛を解消し、再発を予防するには、こうした器具をそろえておくことは良い選択であるといえます。歩行による腰痛解消は万人向けのシンプルな方法であり、腰痛のみならず、アンチエイジングのためにも有益です。歩くことは老化防止にもっとも効果があると抗加齢医学でも認められているのです。もし、30分歩けないようなら15分から始めても良いのです。また3キロぐらいの速度でも十分です。毎日、一定の時間、正しい姿勢で歩き続けることで歩行整体の効果が生まれてきます。背骨をまっすぐに胸をはり、直線状を歩くような感じでランニングマシンで歩いてみましょう。歩行整体と、ぶら下がり健康法は大変相性がよく、歩行整体の前後で、ぶら下がり健康法をすると、背骨の歪みがいっそう改善されるので、全身倦怠感がとれて、体調が非常によくなると感じる人が多いようです。


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