耳鳴りや滋養強壮に良いハチの子

耳鳴りがおこるのは、最初に生活習慣の乱れがあってのことです。過食や偏食、そして食べすぎによる肥満、運動不足、睡眠不足、そして過度のストレスなどがきっかけになります。すると動脈硬化がおこり、耳などの抹消の血流も低下します。脳血管の動脈硬化で、脳梗塞がおきると、耳鳴り、めまいがでることもあります。耳の血管は細いので、動脈硬化の影響がすぐにでます。すると耳鳴りや難聴やめまいなどの症状が進むのです。耳鳴りや難聴を予防、改善するには、全身のアンチエイジングが大切なのです。ハチの子が「全身を若返らせる」と漢方の古典に記載されているのも、こうした全身を整えてくれることを教えているのでしょう。


難聴や耳鳴りの場合、糖尿病の初期症状のこともあるので、注意が必要です。これは糖尿病そのものが動脈硬化を促進する病気だから、耳の血流も悪くなるのです。そのため、一度は耳鼻咽喉科を受診して、血液検査で糖尿病がないか調べるべきです。そして、感音性難聴になっていないか、聴力検査を受けておきましょう。難聴の場合もその進み具合によって耳鳴りがおこります。高血圧症の症状の一つとして耳鳴りが出ることもあります。家庭用の血圧計が市販されていますので、家電店などでそれを入手して、自分の血圧が正常かどうか調べてみましょう。140を超えているようであれば、高血圧による耳鳴りの可能性もあります。その場合は、まずはそれを治療することが先決であり、血圧が正常化すると、耳鳴りも消えることも多いのです。

耳鳴りの治療

西洋医学においては、メニエル病の耳鳴りが良く知られています。ボーとか、ブーンといった耳鳴りですが、低音障害を伴う難聴で生じるものです。いわゆる低い音のみが聞き取りにくくなります。低音の耳鳴りでは、耳がつまった感じ（耳閉塞感）をともないます。低音の耳鳴りが続くうちに、回転性のめまい、難聴、耳鳴りを併発するメニエール病に進むことが多いのです。なので、できるだけ耳鼻咽喉科を受診しましょう。低音の耳鳴りはストレスが関与するともいわれています。医師にかかると休息をとるように指導されます。


最近の耳鼻咽喉科では、漢方薬を処方してくれる医師も増えており、耳鳴りで血圧が高めの場合は、釣藤散（ちょうとうさん）、七物降下湯（しつもつこうかとう）といった漢方処方のエキス剤（粉薬）を処方されることもあります。めまいをとる内服薬も処方されますが、血流を改善するものやビタミン剤なので、そういう場合にも、ハチの子をサプリメントとして併用すると効果的です。蜂の子は栄養補助食品なので、医師から処方される薬への相互作用はありません。併用して、耳鳴りを早く治してしまいたいものです。もちろんどんな漢方やサプリやハーブにも体質にあわないものやアレルギー、肝障害などのリスクは存在します。

耳鳴りと漢方

耳鳴りに使われている漢方処方として有名なものが釣藤散（ちょうとうさん）です。釣藤散は、高血圧がある人にしばしば使われており、付随する耳鳴り、めまい、ふらつき、頭痛などを解消します。血圧そのものにも効果があり、軽度ですが下がります。これは主薬である釣藤鉤（ちょうとうこう）という生薬の働きであるとされ、類似のものには、七物降下湯（しちもつこうかとう）があります。これも釣藤鉤の働きで高血圧と随伴する頭痛や肩こりやめまい、耳鳴りを緩和します。こうした漢方処方は、漢方専門医の診断のもとに処方されるべきものです。全国に漢方診療を習得した医師がいます。保険診療で、処方が受けられます。


薬局でも漢方専門薬局などでは、自費ですが購入できます。しかし、もっと手軽にサプリメントとして耳鳴りやめまい、難聴を緩和できると良いですね。そういった場合におすすめなのは、蜂の子です。漢方では蜂子（ほうし）として、全身の若返り効果があると『神農本草経』に記載されているもので、昔から生薬として使われてきました。耳鳴りの七割ぐらいの人には、このハチノコが効果があるとの研究もあります。耳鳴りに使えるようにサプリメントの状態にしたものが市販されています。漢方薬や、病院の薬との併用もさしさわりないので、試してみる価値があります。クロスズメバチの幼虫が本来、日本ではハチノコとして長野県などでも食材にされていました。耳なりには、最近の臨床研究の多くは、ミツバチのハチノコを使っています。

蜂の子