緑茶の効用

カテキンのダイエット効果については知られてきていますが、カテキンはガンを予防し、血管の老化を防いでくれる健康成分です。緑茶に含まれるカテキンの効果は、癌の予防やダイエットに活用されています。メタボや動脈硬化予防に日本のお茶はすばらしい効果があります。静岡県などお茶の生産地では癌の死亡率が低いことは有名です。

深蒸し茶にはもっともカテキンが多い

お茶の中でも、高級茶よりも日常使い茶のほうが、健康効果が高く、さらには深蒸しとよばれる製法で作ったお茶にもっとも健康成分が多く、βカロテンやクロロフィル、カテキンの総合効果であると考えられています。βカロテンには抗酸化作用があります。ビタミンＥには血行促進作用や免疫機能改善効果、クロロフィルには腸内環境を整える働きがあると言われています。しかし、お茶を健康のために活用するときには、無農薬栽培のお茶を使う必要があります。もしくは減農薬など少しでも配慮のあるものがおすすめです。

お茶に含まれるカテキンの作用

お茶はたくさんの農薬を散布して栽培されています。農薬は発癌性があるので、せっかくの健康効果が半減します。無農薬栽培のお茶であれば、健康効果だけを得られます。農薬使用回数の多いお茶はかえって有害です。できれば無農薬、もしくは減農薬の茶葉を使うのが最善なのです。お茶をすりつぶしてまるごと摂取すると、βカロテンやクロロフィル、カテキンがすべて含まれて、もっとも効果的です。まるごと使う場合は、特に農薬に注意が必要です。無農薬のお茶の成分をまるごと摂取できるものを選びましょう。

生のカテキンを大量に含む奇跡の茶葉

無農薬栽培のお茶は今、全国の有志が栽培しています。この無農薬の茶葉をすりつぶした粉はもっとも有効成分が多いのです。生の緑茶の成分を含むお茶も販売されています。生のカテキンを大量に含む奇跡の茶葉として有名です。血管の老化を防止するので認知症の予防にも役立つのです。カテキンは高齢者のアンチエイジングのために有益な成分なのです。もっとお茶を飲み、この恩恵を受け取るほうがよさそうです。

お茶の葉を含む漢方処方

茶葉は、漢方の生薬としても活用されています。頭痛を治す漢方薬の代表が「川キュウ茶調散」（センキュウチャチョウサン）です。川キュウを主薬とし、“茶葉”をもって調和するという意味が含まれます。宋時代の「和剤局方」という古典書に記載がある方剤です。頭痛を防いだり、おさえるのに用います。とくに、カゼのひき始めの頭痛に良く効くとされています。また、女性の生理や更年期にともなう心身の不調、いわゆる「血の道症」にともなう頭痛にも適します。