漢方療法とメンタル疾患

漢方療法とメンタル疾患

メンタル疾患にもさまざまな処方が活用されている漢方療法について。
医師によるヒプノセラピー京都
医師の施術で催眠暗示療法・前世療法・インナーチャイルドセラピーを受けてみませんか?

漢方やハーブはホルモンバランスを整え、メンタルの不調を改善

女性はホルモンバランスが崩れると、イライラしたり落ち込んだり、メンタルが不安定になります。それが、ひどい状態が、更年期障害や若年性更年期障害であり、うつ状態になったり、適応障害や社会不安障害になったり、さまざまなメンタルの不調を併発します。若年性更年期障害は、まだ20代、30代の若い女性に生理不順や無月経がおこり、更年期障害と同じような症状が出るものです。ストレス、ダイエット、不規則な生活が、卵巣の働きを低下させ、ホルモンのバランスが乱れ、更年期と同じ症状が現れるのが若年性更年期障害です。


ほてり、手足の冷え、骨量の減少、膣乾燥、うつ状態、不安障害などが起こります。無月経は放置すると、治療をしても回復しない場合もあります。血液検査でエストロゲンや性腺刺激ホルモンが正常かどうか検査して診断します。早発閉経の場合は、ホルモン補充療法で治療する必要があります。ところが、現代医療は大きな間違いを犯しています。欠乏しているのは「プロゲステロン」というホルモンなのに、「卵巣の働きが低下して卵巣から分泌されるエストロゲンが少なくなっている」という間違った考え方で、エストロゲンばかりを補充しようとします。その結果、乳がんや子宮がんや血栓症という副作用が起きるのです。


女性のための漢方処方はたくさんあり、細かな体質ごとに使い分けられます。自分にあう漢方を見つけ出せると、即効性が体験できることも多いです。更年期障害の薬の中でも漢方は非常にしばしば使用されています。うつ状態の緩和に効果のある漢方処方も存在しています。更年期障害の薬の中で、もっとも副作用が少ないのは漢方です。加味逍遥散(かみしょうようさん)や温経湯(うんけいとう)はその中でも特に頻繁に使われている処方です。レディースクリニックでも保険診療でこれらの漢方薬を処方しているところも多いです。ホルモン補充をする前にまずは漢方を試すことをおすすめします。市販の薬では、小林製薬の「命の母」「命の母ホワイト」が有名ですが、これらは、当帰芍薬散や加味逍遥散や桃核承気湯などの漢方処方とほぼ同じ生薬を配合したものなのです。


本当に補うべきは天然プロゲステロン

通常の更年期障害の場合も、メンタルの不調を伴うことがしばしばあります。その治療を行うことで、これらのメンタルの不調は解消されます。更年期障害の改善には、ホルモン補充療法と漢方療法のいずれかが有益です。それぞれに一長一短があるのです。ホルモン補充療法では、癌の問題など副作用について心配がありますし、漢方は温和な治療ですが、即効性に欠ける場合もあるといったふうにです。そんな中でもっともよい方法は、天然プロゲステロンをクリームとして塗布し補う方法であり、アメリカの医師、ジョン・R・リー博士が提唱した方法です。天然プロゲステロンは漢方よりも即効性があり、がん予防の効果があって、安全です。医療機関で使われるホルモン剤は合成ホルモンであるために、がんを起こす副作用がありますが、天然プロゲステロンは人体にあるものと同一なのでその心配がないのです。

医者も知らないホルモン・バランス


※著作権は放棄していません。ウェブサイト上の画像・文章などの転載、引用はお断りいたします。