香蘇散(こうそさん)・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

香蘇散(こうそさん)・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

心の症状に効く漢方処方をご紹介します。
医師によるヒプノセラピー京都
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香蘇散(こうそさん)・桃核承気湯(とうかくじょうきとう)

  • 香蘇散(こうそさん)
平素から胃腸が弱く、普通の風邪薬が飲めない人に使われてきた風邪症状に対する処方ですが、これ以外に、精神不安、不眠、めまい、抑うつ症、食欲不振にも効果があります。これは、香附子(こうぶし)、蘇葉(そよう)が配合されていることで、精神を安定させる作用があるためです。胃腸機能を整える陳皮(ちんぴ)も配合されています。気分がすぐれず、気の沈みがちな人によく、特に女性の気うつにしばしば用いられて効果を発揮します。軽いうつ状態のときに頓服すると、気分をすっと明るくし、うつを散じてくれる処方として重宝されています。


  • 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)
比較的体力のある人で、便秘がちで、女性では月経困難、月経不順などがあるような人に適した処方です。のぼせ、不安、興奮、ヒステリーなどの症状が改善するケースがあるとされています。躁状態をおさえるという報告もあります。とくにのぼせやホットフラッシュが強い女性に適している処方として広く使われています。躁状態の人で便秘がちな人には適している処方で、不安定な気分を不思議と鎮めてくれる処方として知られています。
桃核承気湯

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