ヒプノセラピストと国家資格

ヒプノセラピストと国家資格

催眠療法士には現在、国家資格が存在しません。そのため、自称ヒプノセラピストが乱立して問題となっています。
医師によるヒプノセラピー京都
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民間資格と国家資格の違い

本格的にヒプノセラピーを天職とされるのであれば、医師、看護師、公認心理士の資格のいずれかを取得されることを推奨します。鍼灸師がそれに準じます。生理学、薬理学、病理学、精神医学、内科学、看護学などを理解しないセラピストは危険です。心理学だけわかっていればよいというものではありません。ワイス博士も著書で「催眠療法は医師から受けるように」と明言しています。(『前世療法2』PHP参照)いずれ、国が催眠療法士の国家資格を制定するでしょうから、その時点で多くの俄かセラピストは、脱落することになります。現在の資格のほとんどは民間資格であり、国内の学術団体ですらないのです。日本催眠学会や日本催眠医学心理学会等にも在籍され、正統な学問を研鑽されることをお勧めします。そのうえで、独自なものを生みだすことです。

国家資格により水準を高めるべき段階

世の中というのは動くときには早いものです。そして、時代の変動期に生き残るのは、先を見通して土台、基礎を固めた人です。すでに活動中の方であれば、せめて公認心理士はチャレンジして頂きたいです。できれば、医師は難しくても、看護師資格を取られることが最善の道です。民間資格だけのヒプノセラピストが乱立した結果、中途半端なセラピーの被害も増え、消費者がどんどん賢明になっています。私のところに来られる人は、みな「医療従事者から受けたいのでわざわざ来ました」とおっしゃいます。多くの消費者は、まず、医師、次に看護師、次にその他の医療従事者でセラピストを探しており、そういった経歴のない人は選択されなくなってきています。それがすでに起きている世の中の現実です。食べていけないセラピストはどんどん増えているのです。いま、どれだけのヒプノセラピストが開業しているか調べればわかります。国の規制がないので過当競争がおき、その混乱の中で法改正されるというパターンにいずれはなるのです。健康に関連する仕事である以上、この流れはやむを得ないものです。ぜひ、土台と基礎を作るために頑張って下さい。社会から信頼されてこそのセラピストです。

心身症を催眠療法で治す

心身症は、心のストレスから身体に起きてくる病気です。この名前は、総称であって、多くの疾患が心身症に含まれます。高血圧症や糖尿病、気管支喘息、アトピー性皮膚炎、メニエル病など精神的ストレスがきっかけになって発症したり、悪化する病気の多くは心身症です。催眠療法は、精神的ストレスを緩和することで、これらの疾患の悪化を予防したり、症状そのものを緩和したり改善させることができます。催眠療法の仕組みとは、暗示の働きを活用することにあります。人間は、言葉やイメージによる暗示をたえず受けていて、精神的ストレスの正体もまたこうしたマイナスの暗示です。これを意図的にプラスの暗示を加えることで、その潜在意識への作用を引き出して、心身症の症状を緩和させるのが催眠療法の特徴です。催眠療法により、改善が期待できる病気には他に、円形脱毛症、胃潰瘍、十二指腸潰瘍、慢性関節リウマチ、不妊症、ED、バセドー病、不整脈などさまざまなものがあります。更年期障害もまた心身症に含まれていますが、催眠療法によるストレスの緩和で症状が軽快することが知られています。

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